大人にとっても子どもにとっても身近な疾患であるヘルペス。具体的な症状や治療法を知っていれば、いざ発症した際に素早く対処することができます。
このページでは、ヘルペスの症状や治療法、予防法について詳しく解説します。ヘルペスに関する正しい知識をつけ、治療や予防に役立ててください。
ヘルペスウイルスとは

ヘルペスとは、水ぶくれが集まった状態のことをいいます。
これはウイルスによるもので、人間に感染するウイルスは8種類あることが知られています。
代表的なものに、口唇ヘルペス、性器ヘルペス、水疱瘡などが挙げられます。
名前を聞くと怖い病気のように感じますが、実はとても身近なウイルスで誰もが感染している一般的なウイルスです。これは、多くの人が子どものころに水疱瘡に感染していることからも分かります。
口唇ヘルペスや性器ヘルペスの症状は?

口の周辺にできる口唇ヘルペスや性器周辺にできる性器ヘルペスの主な症状は、小さな水ぶくれができてきて、痛がゆい症状が続きます。
しばらくして水ぶくれが破れ、かさぶたになると1週間から2週間ほどで治ります。
一度なってしまうと、疲れたり抵抗力が落ちたりした時に再発することがあり、なりやすい体質の人がいます。
ヘルペスの治療法と予防法は?

ヘルペスの治療には、抗ヘルペスウイルス薬が使われます。
しかし、使用したからといってすぐに治るわけではありません。ある程度治るのには時間がかかるため、根気が必要です。
薬を早く使い始めることにより、ウイルスの増殖をおさえることができます。気になる症状があれば、なるべく早く病院に行くようにしましょう。
再発防止のためには、日常生活で抵抗力のある健康で丈夫な体を作ることが大切です。
食事や運動、栄養バランスに気をつけることにより、再発しにくい状態を作ります。
しかし、いくら気をつけていても再発してしまうこともあるので、症状が出たらすぐに薬を飲み始めるなど日常生活の中でヘルペスと上手に付き合っていくことが大切です。
また、薬は医師に指示された期間しっかり飲むようにしましょう。症状が治まってきたからといって勝手に飲むのをやめてしまうと、また悪化することがあります。