ヘルペスは、後天性免疫不全症候群の一つでもあります。ヘルペスが繰り返し再発する人は、もしかしたら後天性免疫不全症候群かもしれません。
このページでは、後天性免疫不全症候群の原因や対処法、予防法について詳しく解説します。
後天性免疫不全症候群とは?

後天性免疫不全症候群とは、いわゆるエイズが発症した状態のことを指します。
エイズはヒト免疫不全ウイルスの感染が原因で発症する病気です。重篤の場合には、全身性免疫不全による日和見感染症や悪性腫瘍にもつながる恐れがあります。
現在では、エイズは感染しただけの状態で発症していない状態であれば、適切な投薬などによる健康管理を行って、通常の日常生活を送ることが可能です。
早期発見により適切な治療を行うことで寿命が来るまで発症しない例もあり、一昔前の「死の病」のイメージは少しずつ変わりつつあります。
しかし、エイズがとても危険な病気であることには変わりありません。
もちろん、慎重に健康管理を行っていても、後天性免疫不全症候群を発症することもあります。
この後天性免疫不全症候群の症状が進むと、リンパ球が急激に減少するため抵抗力が極端に弱まり、その結果、日和見感染などになりやすくなります。
また、食欲低下や下痢が続き、低栄養状態となって衰弱し、死に至ることもあります。
エイズは各市町村の保健所などで匿名の検査が実施されており、自分で感染の危険があると感じる場合は、何の自覚症状がなくてもこのサービスを利用しましょう。エイズは感染の早期発見が何よりも重要です。
繰り返すヘルペスは後天性免疫不全症候群の可能性も

ヘルペスや帯状疱疹などが繰り返し起こる場合、エイズに感染している可能性が考えられます。たかがヘルペスと侮れません。
口の周りなどを中心にひどいヘルペスが繰り返しあらわれるような症状があった場合には、躊躇せずに病院で検査を受けましょう。